「旅の出会い」
今年のゴールデンウィークは、お天気に恵まれましたね。
私は1泊で宮城県の秘湯に行ってきました。
日本に温泉は沢山ありますが、初めて聞く名前の温泉が多いこと。
今回行った「鎌先温泉」のお湯は38℃とぬるめですが、なぜか体が温まる温泉で湯治客もいました。
温泉宿で「ノルディックウォーキング」のイベントがあり、軽い気持ちで参加しました。
「ノルディックウォーキング」は、ストックを使って野山を歩いて楽しむことのようで、仙台周辺から集まった愛好家の皆さんと一緒に歩きました。
晴天で山々は美しく、おしゃべりしながらのウォーキング。
草花の名前を教わったり、歩き方のコツを教わったり・・
往路のゴールは「弥治郎こけし村」。飾りたくなるこけしがたくさんあり、今頃になって「こけし」の良さを実感しました。
ノルディックウォーキングの指導者Dさんは、明るくさわやかな方でした。
Dさんは歩きながら、
「結局、旅はどこへ行ったということより、誰に出会ったかということの方が大事だと思う」と話していました。
同感です。
宮城県の高原に住むDさんの家は2年前の震災で家が傾き、そこには住めなくなったこと。そして、あの震災を「東日本大震災」というひとくくりにしてほしくないとも言っていました。
東京に住む私たちは、現地の方の話を聞く機会がほぼないのですが、生活されている方のお話は貴重でした。
今回の旅行で、宮城県の方々が愛情深く、町を盛り上げようという気持ちがいたるところに伝わってきました。
宿泊前に立ち寄った遠刈田温泉の町案内人、喫茶店のおじさんの案内と町自慢は、気持ちよい爽やかさで忘れられません。
また行きたいな宮城。
そしてノルディックウォーキングは楽しい!