優美先生のTea TIME vol.14 「今年の夏休み」

「今年の夏休み」

今年の夏はとにかく暑い!
強い日差しと高温で、日中は気軽に外出できず。
ただ、今年はのんびり過ごすことができる時間が多くとれました。
そんなことを思ったのも、2年前からリトミックの国際免許サーティフィケイトを取得するための試験が毎年8月下旬にあるため、昨年まではのんびりできない夏休みでした。
試験科目は、「リズム運動」「ソルフェージュ」「即興演奏」「コレオグラフィー(振り付け)」「論文」「指導法」と大変多く、想像以上に壁を乗り越えることは大変でした。
そしてようやく今年の6月にサーティフィケイト合格の通知をいただき、「やった!」という気持ちよりも、ホッとした気持ちが強いです。
ただ、これで勉強が終わったわけではなく、ある先生からは「一生勉強よ」と言われています。
たしかに・・・  指導法の撮影にご協力いただいた生徒のみなさん、ありがとうございました。

今年の夏の思い出といえば、チェロアンサンブルに参加したことでしょうか。
中学、高校時代の私は部活動のチェロに夢中で、「命の次にチェロが大事!」と思っていた時期もあるほどでした。
そんな大好きな楽器を久しぶりに弾く機会があり、チェロ好きな幅広い世代のアンサンブル。みんなで8月5日の本番目指しての力の入った練習。久しぶりにチェロの深い響きが自分の身体に直接伝わり、なんか「いいな~」。
息を合わせて一つの音楽を作り上げることは心が躍ります。
本番は、五感のすべてをフルに使って、緊張しながらも楽しいアンサンブルでした。
先日、24時間テレビで作曲家の久石譲さんが、コンサート本番に向けた練習後のインタビューで、「健常者だろうが障害者だろうが、いい音楽を作り上げることが大事!」と話していたのが印象的です。
「いい音楽をつくる」ため、私も今年の秋、元気に過ごしたいと思います。
日中の気温は35度。

それでも夜は、秋の虫が鳴いているのが聞こえます。