「私の秋」
すっかり秋ですね。
色々な秋がありますが、私はやっぱり味覚の秋です。
栗、サツマイモ、りんご、ぶどう、みかん、秋刀魚、鮭・・・
秋を実感します。
先日、2,3歳児のレッスンで、ハンカチに包んだ栗を触らせて、「これはなんだろう?」と聞きました。
触った感触だけでは、当たりませんでしたが、みんなドキドキワクワク!ちょっと緊張しながら、子どもたちは触っていました。
ハンカチを広げると、中には栗・・・
「あっ!」みんなほっとしたような、まだなんだかわからないような、色々な表情に変わりました。
「栗を食べたことがある人?」と聞くと、「ハーイ!」と元気よく手が上がります。
でも、茶色の栗がトゲトゲの洋服を着て、木になっていることは、よくわかっていない様子。
そうですよね。それもそのはず、お店に売っているのは、茶色い皮付きの栗か、皮が剥いてある黄色い栗の実です。
以前、近所のお宅に大きな栗の木があって、この時期、よく道に栗のイガが落ちていて、レッスン前にそのイガを拾い、レッスンで子どもたちに見せたことを思い出しました。でも今、その大きな栗の木はありません。だから先日のレッスンでは、絵でイガを見せて、「トゲトゲのお洋服を着て、とげを触ると痛いんだよ」と話しました。
私は、子どもたちの色々な感覚を育て、引き出してあげたいと考えています。
リトミックは、五感(聴覚、触覚、視覚、味覚、嗅覚)のほかに、六番目の感覚として「筋肉感覚」を育てることの必要性を挙げています。音楽を動くことで、筋肉にリズムや音楽を覚えさせる、ということです。
来年1月には、第22回リトミック教室の発表会を開催する予定です。
今、どのようにクラス発表を見せようかと、道を歩いていても、寝るときも、そのことを考えています。
私の場合、ふとした時に、「これだ!」というアイデアが浮かぶので、最近はすぐにメモを取るようにしています。
すぐに忘れてしまうので・・・
この秋、私がボーっとしていたら、発表会の企画か、おいしい食べ物のことを考えているに違いありません。
皆さんの秋は、どんな秋ですか?